肛門付近はもともと血管が豊富にある所ですが、それがだんだんふくらんできて静脈の中に血液がたまりやすくなり、それが塊状になっているのが痔核です。生まれつき痔核のできやすいタイプがあり、それが種々の原因でだんだん大きくなっていき、20~30歳で症状が現れてきます。イボ痔とは痔核を俗にいう言葉です。しかし言葉の使われ方は曖昧で、他の病気が含まれている可能性はあります。
痔核は歯状線より上方にできるものを内痔核、下方にできるものを外痔核と2つに分けることができます。内痔核は直腸粘膜下の血管の塊がふくらんだもの、外痔核は肛門のまわりの皮膚の下の血管がふくらんだものです。痔核は上直腸静脈ばかりでなく、上直腸動脈末端の小枝も含んでいて、その枝の分れ方で右前方・左後方・左側方の三か所にできます。
実際は内外痔核が合併している場合が非常に多いのです。