座って背中のまうしろで一番下に手をあてたところにある骨が仙骨で、その先に尾骨がついています。

尾骨は動物ではしっぽの骨に相当します。この仙骨と尾骨との接合部が時に痛むことがあります。また、この接合部には、骨盤内の筋肉やスジが付着しており、これに沿っても痛みが生じることがあります。特別な骨の変形や、周囲に変化をみるということはあまりありません。

原因として、外傷・妊娠・分娩などがあげられていますが、あまりはっきりしない場合も少なくありません。硬い椅子に長く座ったり、車の運転を長時間した時、奥の方に感じる鈍痛はこれからくることが多いのです。

治療法としては、長時間座っていたり、運転したりすることを避ける、鎮痛剤で筋肉の緊張をとる、骨盤内の血液循環をよくするために、入浴やホットパックなどの温罨法を試みたりします。これでずいぶん治るのですが、どうしても頑固に痛みが続く場合は、ブロックといって局所に麻酔を注射して治したりします。