スキンタグとは?

いぼ痔や切れ痔による炎症の腫れが引いた後、肛門のまわりに皮膚のたるみができた状態です。できものとして感じることもあります。

主な原因は?

便秘・痔核(いぼ痔)・裂肛(切れ痔)など。

なりやすい人は?

痔核同様に長時間同じ姿勢を続ける仕事の方、出産後の方、便秘を繰り返す方、スポーツ選手など。

症状

痛みや出血はありません。しかし、痔核や裂肛を併発していると症状(出血、腫れ、痛み)が生じる場合があります。

発生部位

肛門周囲

病気に気づいたら?

本当の痔ではないため、放置しても構いませんが、不潔にすると皮膚炎の原因になりますので、その際は医師の診察を受けましょう。
症状がなくても気になる方は、専門医を受診しましょう。

診断方法

肛門視診・触診で診断します。

治療法

基本経過観察、無処置で大丈夫です。
ご要望、必要に応じて切除します。切除方法は、スキンタグの大きさや随伴病変(痔核、裂肛)によっては外来処置ではなく、手術室での処置になることもあります。

手術

必要性やご希望を相談のうえ、手術を行います。

退院後の日常生活

便秘にならないよう、排便のコントロールを行いましょう。

予防法

排便習慣の改善を行いましょう。
長時間の同一体位を避けましょう。
また、スキンタグがあると、排便後に便が付着しやすく、肛門周囲がかゆくなることがあるので、排便後は洗浄するなどし、肛門周囲の清潔を保ちましょう。

よくいただくご質問

くるめ病院にお寄せいただいた、さまざまなご質問にお答えしています。
その他のご質問やご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

0942-43-5757に電話する
メールで医療相談する


お尻を拭いたときに気づいたのですが、
肛門の皮膚に「できもの」があります。
今のところ痛みはありませんが、そのまま放置しても大丈夫ですか?


受診していただくことで、詳細に診断可能です。
一般的には、以前「外痔核」や「裂肛」が腫れたことがあり、腫れが引いた後に皮膚のたるみが残った状態になっていると推測されます。
無症状の場合には、治療の必要はないと考えます。しかし、実際に診察をしなければ判断が難しいところです。
気になられるようでしたら、専門病院を受診されることをご検討ください。


皮膚のたるみ部分に「かゆみ」があります。
日に日に、かゆみが増してきています。
どうしたらいいでしょうか?


排便後、皮膚のたるんだ部分に「便」が付着すると、不潔になりがちです。また、きれいにしようと拭きすぎても炎症を起こしてしまいます。
良い方法としては、温水洗浄付き便座など使用してぬるま湯で洗い、よく乾燥させておくようにしましょう。
石けん等を使用し、その石けん成分が残り、かえって肌に刺激を与えてしまうことがあります。もしも、石けん等を使用した場合は、十分に洗い流すようにしましょう。


現在、「肛門皮垂」と診断されています。
手術をした方がいいでしょうか?


肛門皮垂は、放置しても問題ない場合が多いです。
ただし、以下の症状を覚える場合は、一度、医師へご相談ください。

・肛門皮垂によって、肛門周囲の皮膚炎が続く場合
・不快感がある場合
・便の拭きとりが大変と感じられる場合
・すっきりきれいにしたい場合


出産後、肛門の前あたりに皮膚のたるみができました。
どうしたらいいでしょうか?


肛門周囲にできた皮膚のたるみは、スキンタグ(肛門皮垂)と推測されます。妊娠、出産時にできた外痔核の腫れが引いた後にできることもあります。
その中でも、肛門の前方にできるものは女性に特有で、出産後や裂肛(れっこう)が長期間存在した時に生じます。
皮膚の清潔を保ち、便通をコントロールするなどの保存的治療を行うことで、ほとんどは症状が改善しますが、一度できてしまった皮垂は切除しなければ消失することはありません。
ほとんどのスキンタグは放置しても構いませんが、肛門周囲に皮膚炎を起こし、かゆみや痛みを生じる場合があります。中には、美容的に気にする方もおられます。こうした場合には、症状と病変の関連を相談のうえ、手術を行う場合もあります。
気になったりご心配であれば、専門医の受診をご検討ください。


デリケートな部分にスキンタグらしきものがあります。
なかなか受診する勇気がなく、悩んでいるのですが。


スキンタグ(肛門皮垂)は、必ずしも手術が必要というわけではありませんが、手術を行うことで肛門周囲の皮膚たるみをすっきりとさせ、症状が改善して快適に過ごすことができます。手術痕も目立ちにくく、安心して手術を受けていただけます。内服や外用薬での改善はありません。

最近は、デリケートな女性特有のお悩みを一人で抱えられている女性が非常に多く、くるめ病院へのご相談も増えています。

くるめ病院の女性外来では、丁寧なカウンセリングを行い、バランスを考えて余分な皮膚を切除することにより、衛生面や外見のお悩みを改善します。
プライバシーに配慮した女性専用スペースを設け、リラックスして受診できるような環境を整えています。医師・スタッフも全員女性ですので、お気軽にご相談ください。
(緊急時や診療体制によっては、男性医師や男性スタッフが対応させていただくこともあります。あらかじめご了承ください。)


スキンタグが気になっていますが、忙しくて時間が取れません。
くるめ病院では、日帰り手術が可能ですか?


日帰り手術ではなく、外来処置として切除可能です。
処置中は痛みを伴わないように、十分に局所麻酔を行います。処置後、止血確認を行い帰宅できます。
ただし、外来処置として切除が可能か、入院を伴う手術が必要なのかの判断は、詳しく診察したうえで決定しますので、予めご了承ください。